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- はじめに(全国初!県内全域にて実施中)
わが国における骨粗しょう症患者数は約1,200〜1,300万人と推定されており、大腿骨頸部骨折患者は1987年の全国調査では年間約5万人でしたが2007年には年間約15万人と急速に増加しています。骨折後は日常生活が不自由となる場合も多いことが知られています。
骨粗しょう症の80%は女性であり、50歳以降は閉経後骨粗しょう症が急増します。
しかしながら、多くの骨粗しょう症患者は骨粗しょう症と診断されないか、あるいは無自覚のまま骨折リスクのある状態で日常生活を過ごしているといわれています。
このため、骨粗しょう症に関して重要なのは、できるだけ早い時期にこの疾患を見いだし、骨折を防止することと考えられています。
愛知県歯科医師会では歯科疾患の診断の目的で撮影されたパノラマ]線写真から骨粗しょう症の予備判定をし、必要な方には医科での受診をお勧めして、骨折の予防さらには健康寿命の延伸に繋げるという事業を県内全域にて実施しています。
本事業は寝たきりの予防、さらには社会貢献にも繋がる事業でもあることから、平成20年度より愛知県行政より補助金の交付を受けています。