ADA 社団法人 愛知県歯科医師会

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骨粗しょう症連携推進事業とは(本事業の目的)

・愛知県歯科医師会では、現在実施している8020運動を展開していく上で成人の歯周病対策が、非常に重要と考えています。特に、骨粗しょう症は歯周病の重要な関連疾患として近年注目されています。

・わが国では歯科疾患の治療目的のため歯科を受診された方のパノラマX線写真の撮影枚数は年間約1000万枚になるといわれています。近年、この歯科用パノラマX線写真により骨粗しょう症の予備判定が可能なことが松本歯科大学歯科放射線学講座教授の田口明先生らの調査研究により明らかになってきました。

・本事業は特に、閉経後の女性で骨粗しょう症のリスクの高い方を医科において早期に診断いただき、必要な場合には指導もしくは治療により骨粗しょう症による骨折を未然に防ぐためのものです。これは、わが国が推進する健康寿命の延伸にも繋がるものと考えられます。

・愛知県歯科医師会では田口明先生にご指導いただき、県内の協力歯科医師により、50歳以降の女性を医科(整形外科・内科・外科・婦人科等)へ紹介していただいています。

・その結果、下顎骨の皮質骨が高度粗鬆化(3型)を示している女性については図‐1のように94%が骨粗しょう症もしくは骨量減少という診断結果が得られています。

下顎骨下縁皮質骨形態(3型)173症例の骨粗しょう症検査結果

図−1 下顎骨下縁皮質骨形態(3型)173症例の骨粗しょう症検査結果

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