1歳半児健診で「上唇小帯異常」 (6〜8歳まで様子を見て)

【問い】
 1歳6か月児健診で「上唇小帯異常」といわれましたが、このまま様子を見ているだけでよいのでしょうか。
(名古屋市 28歳の主婦)

【答え】
 上唇小帯は、上唇をめくり上げた時に真ん中に見える歯茎との間の筋状の膜「つっぱり」のことです。おそらくこの上唇小帯が強くて、大きな強直症のことを指摘されたと思います。                           
 上唇小帯の強直については、いろいろな考えがありますが、上あごの前歯が永久歯に生え代わる6〜8歳くらいまで、症状の程度を見極めていくのが一般的です。
 上あごの成長と共に上唇小帯が小さくなれば治療の必要はなくなります。前歯の永久歯が出た後、上唇小帯が前歯の間に入り込んで、左右の前歯がくっつかない状態が著しい場合には、簡単な手術を行うことがあります。 現在1歳半で、乳歯が出たところなので、それほど心配しないで様子を見ていくということでよいと思います。

讀賣新聞2008.9.2(火)掲載(愛知県歯科医師会)